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17歩目:自然と寄り添い、自然を活かす暮らし(90歳ヒアリングno.2)


こんにちは。
大熊町復興支援員コミュニティ支援担当の佐藤亜紀です。

自然と寄り添い、自然を活かす暮らしって、具体的にはどういうことなんだろう?
そのヒントは90歳ヒアリングで伺う、昔の大熊町の話の中にあるように思います。

例えば・・・
・自分の土地にある木を使用し家をつくっていたこと
・川は最高の遊び場だった!
・しがんぼ(つらら)を食べながら学校へ行った
・山に柴刈り(薪をとり)に行き、風呂は薪で沸かしていた
・藁の柔らかい部分を使った藁布団はふかふかで暖かくて涼しかった
・稲刈り後はもみにして保存し、冬の乾燥を活かし、高台で乾かしていた。自然をうまく利用していた

・そして、豊かな山や川や海から得る食材のこと
 →浜では小屋の中で釜で塩を作っていた
 →魚とり、ドジョウとり、鰻とりをしていた
 →海にはほっき貝がたくさんあり、ほっき貝をとる船を手伝うと、たくさんもらえて嬉しかった
 →山ではきのことり、ぜんまいとり、しばとり(燃やす木をとってきた)をしていた

  ・・・などなど



自然と寄り添い活かす豊かな暮らしについて、みなさんはこんな風に話してくれます。
『今はなんでも買わなくちゃいけない。(昔はそうではなかった)』
『(昔の)大熊町はなんでもあってよかった。』
『都会より田舎はなんでもあるから幸せ。』
『今はなんでも機械でやってしまうが、昔の仕事はほんとうにおもしろかった。』

みなさんの話を聞いていると、【自然と寄り添い、自然を活かす暮らし】にとても心惹かれます。




※写真は、大川原の柿の木。昨秋も大熊町内の柿はたくさんの実をつけていました。

今後もみなさんから教えてもらった昔の暮らしのこと、すこしずつご紹介していきたいと思います!

佐藤亜紀

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